たあいない日常と気まぐれな趣味を綴った自己満足雑記帳
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漫画家・かとうひろし先生のホームページにて、「サイファー」全11話を一気読み。
児童漫画にしては結構過激なシーンが多い……ですね。
ガイ魔の凶悪さを表現する役に立っているとはいえ、無関係な人たちが殺されたりしてるし……。
でも、結構好きだなぁコレ。
まず、絵が好き。
女の子や子どもとか、たまに見えるウォンの目とか可愛いし(笑)。
モンスターもブキミなんだけど、なんかどっか漫画的で愛嬌を残してる感じ。
あと、手加減なく恐怖をあおる演出。
暴走するタクシーの中を覗いたら無人だったときのカットとか、ミミズみたいなガイ魔が寄生していた人体から無数に這い出てくるシーンとか……。
その他にも、ゾクッとくる場面がいっぱい。
「COM」時代に多く描かれていた、SF漫画や恐怖漫画の面影でしょうか。
で、かとう先生ご本人のコメントにより判明したのですが、この作品は打ち切りをくらっていたと……。
なんか後半に行くにつれて展開が急になって、ずいぶん豪快な結末になったと思ったら、やっぱそうだったのか。
キャラクタたちの初登場シーンも突発的なのが多かったので、イッキ以外のキャラには感情移入するヒマがなかった気がするのも、その影響なのかな。
設定資料のページとか見ると登場する機会を奪われてしまったキャラの姿もチラホラ。
その中には異星人や未来型アンドロイドもいたりして、そこまで展開されると壮大すぎて逆についていけなくなりそうな気もするな~と個人的には思うわけですが(笑)。
それにしたって全11話って……短すぎる!
恐怖とバトルが上手く融合した完成度の高いアクション漫画だと思ったので、打ち切りに終わってしまっていたのは残念ですね~。
こういうのは、もっとじっくり読んでみたいです。
ちなみに私、かとう先生のコミックスはチョコボ全6巻とクロノア全2巻を持っています。
一見したところ、「サイファー」と同じ作者が描かれたと瞬時に気づく人はいないんじゃないでしょうかっていうくらい絵柄が変わっていますよね。
でもチョコボでは、絵本タッチの可愛い世界とは裏腹にたまに過酷なバトルシーンやホラーっぽい展開があったりして、若干名残があったように思います。
クロノアは完全に爆発的ドタバタギャグ漫画でしたが(笑)。
現在、かとう先生はWeb漫画家として活動されているそうですが、ときどきでいいから誌面にも帰ってきて欲しいと思います。
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